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強靭な構造と洗練されたデザインが魅力のRC住宅(鉄筋コンクリート造)ですが、「建築費用が高い」というイメージから諦めてしまう方は少なくありません。
しかし、設計の工夫や素材の選び方次第で、RC住宅でもローコストに建てることは可能です。ここでは、設計の専門家に取材し、費用を抑える具体的な工夫についてお話を伺いました。
ここでは、設計の専門家にRC住宅を少しでも安く建てるためのポイントをお聞きしました。
はい、設計段階での工夫によってコストダウンを図ることは十分に可能です。
一般的に、RC住宅は木造住宅に比べて材料費(鉄筋やコンクリート)や施工の手間(型枠工事など)がかかるため、建築費用の相場は高くなります。しかし、だからといってすべてのRC住宅が高額になるわけではありません。
無駄な装飾や複雑な設計を避け、合理的な家づくりを行うことで、RC住宅の強靭さを保ちながら費用を抑え、適正価格で建てるルートを見つけることができます。
大きく分けて、以下の3つの工夫を取り入れるとコストダウンに繋がります。
1. 建物の形状をシンプルにする
建物の形が複雑で凹凸が多いと、コンクリートを流し込むための「型枠」の面積が増え、作業の手間も増えます。真四角(キューブ型)など、できるだけシンプルな形状にすることで、材料費と人件費の両方を大きく削減できます。
2. コンクリート打ちっ放しを活かす
外壁や内装にタイルやクロス(壁紙)などの仕上げ材を貼ると、その分の材料費と施工費が上乗せされます。コンクリートの質感をそのまま活かす「打ちっ放し仕上げ」を採用することで、余計な仕上げ工事を省くことができ、デザイン性とローコストを両立しやすくなります。
3. 水回りを一箇所にまとめる
キッチン、お風呂、トイレ、洗面所などの水回り設備を建物の1階または特定の一箇所に集約することで、配管工事がシンプルになります。配管の長さを短くし、複雑なルートを避けることで、設備工事費を大幅に抑えられます。
費用を抑えることは大切ですが、家づくりの本質を見失ってはいけません。目先のコストを削りすぎて、構造体の強度や生活の快適さを損なっては本末転倒です。「削っていい部分(装飾や間取りの複雑さ)」と「削ってはいけない部分(構造と性能)」を明確に見極めてくれる施工会社を選ぶことが、成功の秘訣です。
長く住み続けることで真価を発揮するRC住宅の資産価値は、しっかりとしたコンクリートの厚みと適切な配筋があってこそ保たれます。法定耐用年数が長く、何世代にもわたって住み継げるというRC住宅最大のメリットを活かすためにも、構造部分のコストを削るべきではありません。
一年中快適に過ごせるRC住宅の高性能な側面(気密性や断熱性、防音性など)も、日々の生活の質に直結します。断熱材の質を落としたり、窓の性能を下げたりすると、かえって入居後の光熱費が高くついてしまうこともあります。初期費用だけでなく、住み始めてからのランニングコストも見据えた設計が必要です。