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RC住宅(鉄筋コンクリート造)は耐震性に優れているだけでなく、デザイン性や設計の自由度など、木造や鉄骨造にはない特徴を持っています。本記事では、その魅力的なRC住宅で、「ビルトインガレージ」をつくる注意点をご紹介していきます。
ビルトインガレージは、住宅の内部に組み込まれた駐車スペースのことで、インナーガレージやガレージハウスとも呼ばれます。一般的に1階部分に設けられますが、土地の形状によっては地下部分に設けることもあります。愛車を雨風から守り、台風や雪などによる被害を軽減するだけでなく、盗難やいたずらなどの被害に遭うリスクも軽減します。居住空間と車の距離が近いため、天候に左右されずにスムーズに乗り降りでき、荷物の積み下ろしも楽に行えます。
車好きの方にとっては、愛車を眺めたり、装飾したりできる特別な空間となり、車のメンテナンスや趣味のスペースとしても活用できます。
ビルトインガレージには多くのメリットがあります。しかし、計画段階で注意を払わないと、理想のガレージにならないこともあります。そこで、具体的な注意点について解説します。
2台分のビルトインガレージを計画する場合、一般的な目安は間口6m、奥行き6m(壁芯寸法)です。コンクリート壁の厚みを考慮すると、内法寸法は約5.8m四方となります。このサイズであれば、全長5m以下、全幅1.8m程度の3ナンバー車2台を無理なく収容できます。ただし、ハイエースやキャラバンのような国産ロングボディワゴン、ベンツVクラス、大型アメリカ車など、全長5m超、全幅2m超の車両を駐車する場合は、より広いスペースが必要になります。また、ガレージ内にバイクや自転車を置く場合は、さらに余裕を持った設計が必要です。
ビルトインガレージの計画では、駐車スペースの確保だけでなく、車のドアやトランクの開閉スペース、住居への通路の動線も考慮することが重要です。
ビルトインガレージを設ける際は、ガレージと居住空間のバランスを事前に十分検討することが重要です。ガレージを広くすると居住スペースが狭くなり、反対に居住空間を優先しすぎるとガレージが手狭になる可能性があります。
将来的な車の買い替えや増車、趣味の道具の収納スペースなども考慮し、長期的な視点で適切なガレージサイズを検討しましょう。
また、ガレージを設けることで居住空間が狭くなるなどの問題も生じます。これらを考慮し、リビングやダイニングを2階に配置したり、動線を工夫するなど、設計段階での対策が重要です。
ビルトインガレージの設計経験が豊富な建築事務所に依頼し、十分な計画を立てたうえでデザインすることが、成功の鍵となります。
ビルトインガレージの使い勝手を大きく左右するシャッターは、見落とされがちな重要ポイントです。シャッターは外観だけでなく、素材によって重さや開閉時の音、スピードなどが異なり、手動か自動か、自動の場合は開閉ボタンの位置やリモコン操作の可否も検討が必要です。
シャッターの種類には、一般的な巻上げ式軽量シャッターのほか、静音性とデザイン性に優れたオーバースライダーもあります。住宅完成後に後悔しないよう、シャッターの種類や機能を事前に十分リサーチすることが大切です。
ビルトインガレージは、1階に大きな開口部を設けるため、耐震補強工事が必要となり、建築コストが高くなる傾向があります。さらに、照明や換気扇などの設備も必要となるため、追加費用も考慮しなければなりません。予算オーバーを防ぐためにも、ハウスメーカーや建築事務所とよく相談し、計画的にデザインを進めることが大切です。
ビルトインガレージは、メンテナンススペースの確保や愛車を守れるというメリットはありますが、一方で1階のスペースが減る、コストがかかるなどのデメリットもあります。そのため、導入を考えている方は実績が豊富な会社に相談し、十分な計画を立てることが重要です。