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鉄筋コンクリート造(RC)は、鉄筋とコンクリートの特性を上手く活かしているため、地震に強いと言われています。基本的に鉄筋コンクリート構造は、鉄筋で骨組みを組んでからコンクリートで覆い建築していきますが、コンクリートは圧縮される力に強く、鉄筋は引っ張る力に強い特性があります。
地震で横揺れが起きた際には、鉄筋の「引っ張り」に対する耐性が強度となり、縦揺れが起きた際にはコンクリートの圧縮耐性が負荷をおさえます。
つまり、地震の横揺れでは鉄筋の引っ張り耐性が伸び縮みする建物を支え、縦揺れではコンクリートの高性能な圧縮耐性が建物を支えることで、耐震性が確保されているのです。
実際に、阪神・淡路大震災のときにもっとも被害が少なかったのが、昭和56年以降の建築基準法改正以降に建てられた鉄筋コンクリート住宅と言われています。
鉄骨構造には、鉄骨の骨組みの重さによって異なる2種類の鉄骨造があります。「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」です。重さの違いは鉄骨の厚みからくるもので、鉄骨の厚みが薄いと重量は軽くなり、鉄骨が厚くなるに従って重くなっていきます。
建物の主要な構造体の鉄骨が6mm未満だった場合は軽量鉄骨、逆に6mm以上であれば重量鉄骨と呼ばれ、ビルやマンションなどの多くの人が集まる施設では重量鉄骨が採用されます。ほかにも、マンションや価格帯の高い物件、店舗付き住宅など、広い空間が必要な際にも重量鉄骨が採用されることが多いです。
木は鉄よりも柔らかいイメージがあり、心配になる方もいるのではないでしょうか。しかし、木のしなやかさやその軽さを活かせば、木造でも十分に耐震性を強くすることができます。木造住宅は日本の風土に合っていて、コストも低めで耐震性もあることから、日本の戸建て住宅建築で高く支持されている構造です。
また、木造住宅の接合部分に金属(SE金物)を使用すると断面欠損や柱の引き抜き現象を防げるため、さらに耐震性が高くなります。柱や梁だけで水平力に耐えられるフレームを形成できるため、空間や間口を大きくすることも可能です。
木造住宅であっても適切に構造計算を行ないながら設計すれば、木のぬくもりを活かしつつ「地震に強い住宅」を建てられるでしょう。
鉄筋コンクリート、鉄骨、木造・SE構法。構造の特性を十分に理解し、その特性を最大限に活かせる建築を行えば、どの建材であっても建築基準法における新耐震基準を十分に満たせます。
予算や空間、デザインへのこだわりも大切ですが、それだけにとらわれすぎてはいけません。自分が納得できる「安全」「安心」を引き出すにはどこにこだわるべきかを考えながら、理想の家づくりを計画していきましょう。