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鉄筋コンクリートのRC造に、木造の特性を組み合わせることで実現するのが「混構造」と呼ばれるスタイルです。このページでは、混構造の特徴やメリット、どのような住宅に混構造が適しているのかなどを総合的に解説しています。
RC造とは、鉄筋構造にコンクリート構造を組み合わせたものですが、そこへさらに木材を使った木造スタイルを取り入れることで、それぞれの良さを活かした家づくりを行えるようになります。RC造と木造を適材適所で使い分けたものを「混構造」と呼び、RC造ならではの耐久性などを活かしつつ、木造住宅のコストパフォーマンスや使い勝手といったメリットを合わせて取り入れることが可能です。
RC造と木造を使った混構造とは、単なる合体ではなく、双方の良さを活かして新しいスタイルを生み出すアイデアと考えることができます。
RC造は高耐久で高品質な住宅を建てられる反面、コストが高くなりがちで、全ての場面でこだわり抜いた家を実現することはハードルが高いと言わざるを得ません。一方、木造住宅は低コストで住みよい家を作れる反面、耐久性などはRC造よりも劣っており、地震に強い家や空間デザインにこだわった住宅を建てる際には不利が生じます。
そのため、基本的には木造をベースに採用しつつ、RC造を効率的に取り入れることで、コストを抑えながらも高耐久・高品質な設計デザインを追求していけるようになります。
つまり混構造のメリットは、コストパフォーマンスを高めながら自由度の高い家を目指しやすくなるということになるでしょう。
混構造と相性が良いとされるニーズの一例として、以下のようなものがあります。
柱を排除して広々とした大空間を作りたいと考えた場合、どうしても木造住宅では耐久面で困難さが生じることもあります。そのため、大空間の部分はRC造を採用して耐久性を確保し、その他の部分を木造で整えることで、工事費を抑えつつ目的の設計へ近づけることが可能です。
RC造は高耐久の住宅を叶えられるため、基礎や壁などにRC造を取り入れつつ、家の内部を木造でカバーすることにより、万が一の災害発生時にも丈夫な家として安全面を確保しやすくなります。
災害リスクが高いとされる地域や、土地の地盤がしっかりしていない場所に家を建てるような場合、混構造はおすすめです。